慌ただしい日々の中で
「もう少し丁寧に暮らしたい」
「自分に優しくありたい」
と思うことはありませんか。
エシカルな暮らしと聞くと、特別な努力や大きな買い物が必要だと考えてしまいがちです。
でも実は、そんなに気負う必要はありません。
朝起きてから夜眠るまでの毎日繰り返す小さなルーティンこそ、エシカルな選択を始める絶好のきっかけなんです。
そこでこの記事では、筆者である私が実際に続けている“自分に優しい”エシカル習慣をご紹介します。
特別なことではないけれど、心と暮らしを少しずつ整えてくれるようなヒントが見つかるかもしれません。

一日のはじまりと終わりを大切にすると心まで整ってきます
「エシカルって難しい?」そんな思い込み手放しませんか?
エシカルな暮らしを考えるとき
「環境や社会のために完璧にやらなきゃ」
と、自分を追い詰めていませんか。
私が大切にしているのは
”完璧じゃなくていい”
というスタンスです。
エシカルという言葉には「環境や社会への配慮」というイメージが強くあります。
もちろんそれは大切ですが、そこに自分へのやさしさが含まれても、決して間違いではないと思うのです。
たとえば、こんな選択もエシカル
- 疲れた日は無理せず「何もしない日」を自分に許す
- 誰かの基準ではなく自分の「好き」や「心地よさ」を大切にする
- 究極的に「買わない」という選択をしてみる
こうした「自分に優しくなる」小さな選択も、立派なエシカルな行動です。
完璧を目指すのではなく小さな選択を重ねていくこと
それこそが、暮らしや心を整えるための第一歩になります。
心地よい一日の始まりを|朝のエシカル習慣3選
朝の過ごし方は、その日一日の気分を左右する大切な時間です。
ほんの少し工夫を取り入れるだけで、自分にも地球にもやさしい心地よいスタートが切れます。
私自身、在宅介護をしているときは特に「朝の時間」を大切にしています。
介護はしんどいですから。
ここでは、今も無理なく続けている3つの習慣をご紹介します。
1.マイボトルに白湯を入れる
プラスチックごみを減らすだけでなく、白湯で体を内側から温められる一石二鳥の習慣。
冷たい飲み物よりもリセット感があり、心と体がすっと整います。
私の場合、早朝のオムツ替えをする際に実行しています。
2.着回しを前提にした服選び
「今日は何を着ようかな?」と選ぶとき、手持ちの服をどう着回すかを意識します。
無駄な買い物を減らせるだけでなく、お気に入りを長く大切にできるので、環境にも自分の気持ちにもやさしい習慣です。
3.使わない家電のコンセントをOFFにする
出かける前や朝の支度のタイミングで、テレビ・充電器・パソコンなどのコンセントを抜くだけ。
防災面でも大切ですが、小さな一手間で待機電力をカットでき、節電にもつながります。
このように朝の小さな意識がその日の気分をすっきり整えてくれます。
また私が地方で暮らしていた頃には、直売所で買った旬の野菜で朝食を作り、四季を感じることを大切にしていました。
たまに赤ネギの味噌汁が恋しくなります。
朝を少し丁寧に過ごすだけで、日常のリズムそのものが心地よく変わっていきます。
一日の終わりに感謝を込めて|夜のエシカル習慣3選
一日を頑張った夜は、自分自身に「おつかれさま」を伝える大切な時間。
心と体を優しく休める工夫も、立派なエシカル習慣になります。
1.オーガニックアロマや入浴剤で心身を解放
お風呂に浸かったり、寝室でアロマを焚いたりする時間は、一日の疲れをゆっくりと解きほぐしてくれます。
オーガニック素材や天然由来成分のものを選べば、環境への配慮になるだけでなく、肌にも優しく心からリラックスできるはずです。
2. 不要なものを1つだけ片付ける
仕事や家事の後に掃除をするのは大変ですよね。
不要なものを1つ手放すだけなら無理なく続けられます。
読み終わった雑誌や着なくなった服など、小さな片付けでも暮らしは少しずつ軽やかに。
モノを大切に扱う意識も自然と育まれます。
3. 家電のコンセントを抜く
寝る前に使っていない家電のコンセントを抜けば、夜の待機電力を減らせます。
ちょっとした節電習慣が、翌朝の心地よいスタートにもつながります。
地方に住んでいた頃、少しずつモノを手放していった結果、気づけば部屋は布団とルンバが走れるスペースだけになりました(笑)
それくらい「無理なく、少しずつ」で大丈夫なんです。
体験談|「無理なく続く」エシカル習慣がくれた心の変化
小さな習慣を続けてみて、何よりも実感したのは、エシカルは“正しさ”より心地よさが大切だということです。
- 朝、白湯を一杯飲む
⇒在宅介護生活心が少し穏やかになり、一日を気持ちよく始められるようになった - 毎日使うマグカップ
⇒暮らしを彩る好きなものとして感じられるようになった - 無理なく続けること
⇒心が満たされ、自然と暮らしが整っていく感覚を味わえるようになった
「心地よい」と感じる選択を積み重ねることこそ、エシカルな暮らしを続ける一番の秘訣だと気づきました。

「わたしにやさしい」を選ぶこと。それが、実はエシカルな暮らしの第一歩ではないでしょうか
まとめ|がんばらないエシカルで、今日からもっと心地よい私に!
エシカルな暮らしは、がんばって特別なことをすることではありません。
完璧を目指す必要もないんです。
朝や夜のルーティンに、ほんの少しの工夫を取り入れるだけで十分。
まずは「これならできそう」と思えることを一つだけ選んでみてください。
その小さな一歩が、きっとあなたの心と暮らしを、より心地よく満たしてくれるはずです。