エシカルな暮らしって、
住む場所や環境に左右される“特別なもの”だと思っていませんか。
私は都会の横浜と、地域おこし協力隊として過ごした地方・酒田という、まったく異なる2つの場所で暮らした経験があります。
そのどちらの暮らしからも気づいたのは、エシカルの本質はどこにいるかではなく”自分にとって心地よい選び方にあるということ”でした。
場所が変わっても、変わらず存在していたのは、日々の小さな選択が生み出す確かな変化。
そこでこの記事では、私自身の体験を交えながら、どんな場所にいても実践できる“心地よいエシカルライフ”のヒントをお届けします。

場所が変わっても選ぶことや大切にする気持ちは、どこでもつながっています。
都会の日常に潜む!意外と身近なプチ・エシカルの芽
都会で忙しい日々を送っていると、エシカルな暮らしは「大げさで難しいもの」と感じてしまいがち。
仕事で疲れて帰ると、あれこれ考えるのが面倒になる気持ちも、とてもよく分かります。
でも実は、都会の日常にはプチ・エシカルのヒントがたくさん隠されています。
私自身、地方に移住してから改めて振り返り、都会の暮らしにも数多くのエシカルな選択肢があったことに気づきました。
今日からできる「プチ・エシカル」
- フェアトレードのコーヒーを提供するカフェで休憩する
- エコなセレクトショップで環境に配慮した商品を選ぶ
- コンビニでは、できるだけ簡易包装の商品を手に取る
- 移動はできるだけ公共交通機関やシェアサービスを利用する
都会の強みは選択肢の豊富さ
都市の大きな魅力は、何といっても選択肢が豊富なこと。
オーガニック食品店やサステナブルなブランド、カーシェアや自転車シェアなど、少し意識を向けるだけで、すぐにやさしい選択に出会えるはずです。
あなたの住む街の見慣れた景色の中にも、まだ気づいていないプチ・エシカルの芽が、きっと隠れています。
人と自然とつながる豊かさ|地方で深まる「循環型エシカル」
地方で暮らすようになるとエシカルな考え方がもっと自然体で、日々の暮らしに深く根付いていることに気づきました。
ここでのエシカルは意識して選ぶものではなく、人と人とのつながりから自然に生まれるものであること。
たとえば、こんなことが当たり前に行われています。
- 地元野菜を直売所で買う、または自宅の小さな畑で育てる
- 近所の農家さんが採れすぎちゃってと余った野菜をおすそ分けしてくれる
- 壊れたものはすぐ買い替えず、近所の修理店で直して長く使う
- 「譲ります」「譲ってください」と気軽にやり取りする
「ありがとう」が循環する暮らし
おすそ分け文化は本当にありがたく、
ご近所さんから珍しい山菜をいただいたり、私も「お返し」として雪かきしたり(それしかできなかった)、そんな温かいやり取りが、毎日のどこかで生まれていました。
ここでは、モノやお金だけでなく人の「ありがとう」という気持ちまでが循環しているんです。
人とのつながりから始まるエシカル、あなたも経験したことはありますか?
都会も地方も私の一部!心地よさの発見とエシカルの進化
都会と地方、どちらの暮らしも経験してわかったのは、それぞれにエシカルな良さがあるということです。
- 都会の便利さ
交通やお店が豊富で、少し意識するだけでエシカルな選択肢が広がる - 地方の豊かさ
自然や人との距離が近く、エシカルな暮らしが自然と日常に溶け込んでいる
つまり、エシカルの本質はどこに住んでいるかではなくどう選ぶかにあります。
完璧を求めず、自分のペースで、心地よいと感じる選択を続けていくこと。
それこそが、私が見つけた“わたしらしいエシカルの形”でした。
あなたは今、どんな場所にいますか?
どんな環境でも、自分にとっての「心地よさ」を見つけることで、
あなたらしいエシカルな暮らしは、いつでもどこからでも始められるはずです。

比べるより気づくことで、自分にとっての心地よさが、きっと見えてきます
ここにいても大丈夫!あなたらしいエシカルライフを見つけるために
エシカルな暮らしに、唯一の正解や決まった道はありません。
私が強く感じているのは、エシカルは自分に合ったやさしい選択を続けることです。
だからこそ、
こうあるべきという理想像にとらわれず”今の自分にできる小さな一歩”を選んでみてください。
都市の便利な暮らしの中でも、地方の豊かな自然の中でも、やさしさはきっとすぐそばにあります。
まずは一つ、
これならできそうと思えることから気軽に始めてみませんか?
その小さな一歩が、きっとあなたの暮らしをより豊かで、心地よいものに変えてくれるはずです。
カスミノからのメッセージ
『カスミノ』では、これからもあなたの暮らしや旅に寄り添う、等身大のエシカルなヒントをお届けしていきます。
最後まで見ていただきありがとうございました。