横浜と酒田、二つの場所を行き来する二拠点生活。
移動の回数が増えるにつれて、
「この移動って、環境にどれくらい影響を与えているのだろうか?」
同時に、
「せっかくなら、この暮らし自体をもっとエコで、心地よいものにしたい」
という気持ちも芽生えてきました。
私が大切にしたいのは我慢するエコではなく、“ちょうどいい心地よさ”を大切にするサステナブルな暮らし方であること。
そこでこの記事では、私の実体験をもとに二拠点生活だからこそ実践できるエコな工夫についてお伝えします。
移動手段を見直すだけで心と地球にやさしくなる
二拠点生活でどうしても増えるのが”移動”です。
どう行くかを少し見直すだけで、移動の質も心の軽さも大きく変わります。
私の実践例
横浜と酒田(山形県)を行き来する私は、状況に合わせて交通手段を選んでいます。
- 自家用車:景色を楽しみながら、ゆったり移動したいときに利用。
- 高速バス:金銭を安く済ませたい時に利用
- 新幹線・特急:時間に余裕がないときや疲れているときには、快適さを優先して選びます。
- 仙台で外泊:旅の途中で少し寄り道するだけで、気分がリフレッシュできます。
横浜と酒田だと車で約500キロもあるため長いです。
なので以下の2つだけは意識して行動しています。
- 滞在期間を長めにして行き来の回数を減らす
- 荷物をコンパクトにまとめる
環境負荷を減らすポイント
- 移動ルートを一筆書きにする
拠点間を行き来するだけでなく、目的地をあらかじめ設定して用事をまとめることで、無駄な移動を減らせます。 - ついで移動を工夫する
帰省のついでに立ち寄りたい場所を合わせたり、一度の移動で複数の用事を済ませたり。
そうすることで、移動に伴う環境負荷を最小限にできます。

エコな移動って快適さと両立できるんです。行き方をちょっと見直すだけで、心にも地球にもやさしい時間になりますよ。
買い方が変われば、ごみも暮らしも軽くなる
モノをどう買うかを少し工夫するだけで、暮らしも環境も驚くほど軽やかになります。
地元の直売所や商店を活用する
スーパーではなく地元の直売所や商店をのぞいてみましょう。
旬の野菜や手作りの調味料、量り売りの食品など、その土地ならではのモノに出会えます。
余計なパッケージを減らせるだけでなく、お店の人との会話から地域との小さなつながりが生まれるのも魅力です。
消費しながらつながるアイテムを選ぶ
旅先でモノを買うときは、その土地のローカルクラフトやお茶、調味料などを選んでみるのも一つ。
繰り返し使える保存容器を取り入れるのもおすすめです。
酒田では「その土地ならではのもの」を買って楽しむ。二つの拠点で味わいが変わることが、私のささやかな楽しみでした。
二拠点共通のアイテムを選ぶ
どちらの拠点でも使えるシンプルな器、タオル、掃除道具などを揃えておけば、モノが増えすぎるのを防げます。

“モノを買う”という行動が、地域との小さなつながりにもなるのは、嬉しい発見でした。
暮らしの仕組みをエコに近づける3つの視点
エコは気合いや頑張りで続けるものではありません。
日々の暮らしに自然に溶け込む習慣として取り入れるのが一番です。
ゴミを出さない工夫を日常に
二拠点生活では、拠点ごとにゴミの分別ルールが違うこともあります。
実際に横浜と酒田では分別ルールが全く違いましたし。
だからこそ、無理なく続けられる小さな工夫から始めまるのがおすすめです。
- 生ゴミを簡易コンポストに
専用のものを買うのに抵抗があれば、段ボールで代用することも可能。酒田で暮らしていたとき、身近なもので工夫する中で私も段ボール製のコンポストを作りました。 - 段ボールや古布を再利用
引っ越しで出た段ボールは収納ボックスに。モノの寿命を少し延ばすだけでも、立派なエコアクションです。
エネルギーの選択肢を意識する
電気やガスといったインフラも、エシカルな視点で見直せます。
- 電力会社を見直す
再生可能エネルギーを積極的に利用している会社に切り替えるだけで、環境への貢献につながります。 - ソーラーランタンや小型ソーラーパネルを使う
非常用だけでなく日常的に取り入れると、再生可能エネルギーをぐっと身近に感じられます。
拠点が変わっても“同じマイルール”を持つ
「都会ではこう」「地方ではこう」と迷う代わりに、拠点を問わず同じルールを決めておくものおすすめ。
- レジ袋はもらわない
- 洗剤は両拠点で同じものを使う
難しいルールでなく、簡単に実施できるものを決めましょう。
忘れたり失敗しても落ち込まず、
翌日からまた「わたしらしく」続けていけば大丈夫です。

エコって“どこにいても同じことをする”習慣の力で続けられるんです。
まとめ|移動する暮らしだからこそ、エコを楽しめる
二拠点生活は移動もモノも、そして日々の習慣も、すべて自分で選ぶ力が磨かれる暮らし方です。
サステナブルな選択は、環境のためだけではありません。
あなた自身の心地よさや心の豊かさにもつながります。
「心地よいエコ」を少しずつ、無理のない範囲で重ねていくこと。
その積み重ねが、暮らしの質を一段と高めてくれるのです。

あなたの移動する暮らしで、今日からできそうなエコアクションは何ですか?